外に出てみると、そこはまるで別世界だった。
一面に広がる青の世界、昼間は至って普通の田舎道だったのに。
耳を澄ますと、透明な音が聴こえる。
木が囁き、石が鳴き、泉が歌っているのだ。
ふいに風が吹き抜け、宙に漂う光達が道を作る。
なんだろうか。
また夢の中にでも迷い込んでしまったのだろうか。
ぼんやり立っている目の前で、青い光達は踊り続ける。
まるで、どこかへ誘おうかとしているように。

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